NPO法人FUN LIFE 理事長 KAWABE道場主宰 川部 聖一
KAWABE道場は、「すこしがんばる」「自分にきびしく人にやさしく」をモットーに、武道の稽古を通じて自分と向き合い、自らを律し、自らを鍛え、人間成長(自己成長)を目指す道場です。
1980年代、極真空手の強さにあこがれ、「極真会館本部直轄 関西本部道場」(大阪)に入門しました。そこには、強さを求めて体力と気力をふりしぼり、ただただ必死に稽古する多くの道場生の熱気が充満していました。
そこそこ体力に自信があった自分でしたが、初日の稽古では途中からふらふらになり、先輩方から「もう少しだ!」「がんばれ!!」と励まされなんとか終えることができました。指導員の方からは「今日の稽古は準備運動みたいなもんだよ」と声を掛けられ、「押忍」と答えながら、心の中では「えぇ~準備運動?これでぇ、これから先どんな稽古が待ってるんやぁ?」とそこそこあった自信が砕けました。
その後稽古を重ねるたびに気づいたことは、当時の極真空手の道場では、道場の中で一番稽古をするのは「指導員」自身で、指導員自身が真摯に強さを追求し我々道場生ではできない稽古量や苦しい稽古を先頭に立って黙々とこなし「ついてこれるところまでついてきなさい」とう指導だということでした。指導を受ける我々は、少しでも強くなりたいと思い必死についていきました。
背中で引っ張る指導員と、鋭い集中力で稽古に向き合う道場生の熱気が、「自分一人ではとてもできない」と思える稽古量でもできるようにしていました。
それまでは刹那の楽しいことばかり考えて過ごしていた若い世代の社会人だった自分が、このような「修行場」ともいえる道場に身を置き稽古を重ねることで、自然と考え方、行動の在り方、人としての生き方などを学び人並み程度の社会人として成長することができたように思います。
極真空手の道場での稽古や、極真空手創始者「大山倍達」総裁の教えによって一般社会では学べない多くのことを学ぶことができました。
入門当初から現在までKARATEと向き合う時間が自分自身を支えてくれています。私が空手の稽古を続け、あるいは道場生を指導する原点がここにあり、KARATEを通じ一人でも多くの人に、強く健康なこころとからだを身に付け自己の成長を実現していただきたいと思います。
若い人には若い人の、女性には女性の、落ち着いた大人にはそれなりの身になる稽古があります。年齢や、性別、体力のあるなしに関わらず、自分と向き合い、自分なりの精一杯の稽古で自己の成長と健康なこころと体つくりを目指します。
NPO法人FUN LIFEの活動としてKAWABE道場の稽古が一人でも多くの人の役に立てることを願い、一緒に稽古を楽しみたいと思います。
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【指導】
KARATE道KAWABE道場 川部 聖一
1983年~極真会館本部直轄関西本部道場にて修行
極真会館本部直轄関西本部八尾道場運営
2003年帰熊後、KAWABE道場主宰
KAWABE道場は、武道の稽古を通じ自らと向き合い、自らを律し、「こころとからだをととのえ」健康なこころとからだづくりを目指す「大人のためのKARATE道場」です。一人一人の目的や体力に応じた「すこしがんばる」稽古で、こころとからだをととのえ昨日よりも強い自分をつくり、生涯の自己成長を目指します。